夏の疲れが出てくるころです。温灸でパワーチャージ

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院長です。

今年の夏は、暑さも厳しく、さらに大雨も続き、気温や気圧の変化が大きかったですね。

私たちと同じようにワンちゃん猫ちゃんも、気候の変化で体調を崩します。
特に夏真っ盛りよりも、8月も末から9月にかけて、少し気温の低い日があったりする頃に夏の疲れが出て体調を崩しがちです。
いわゆる夏バテですね。

下痢や嘔吐、血便、食欲不振など消化器の不調が出やすかったり、心疾患のある子の咳がひどくなったり。

この変化を「臓器の不調」と考えると、下痢止めや吐き気止め、心疾患ならいつものお薬の量を増やしたり咳止めを加えたり、という対処をします。

そして、さらにこれを東洋医学の視点から捉えると、違った対処も見えてきます。

東洋医学では、「体全体を見たときのバランスの乱れ」を病気と捉え、その乱れたバランスを元に戻すことが治療となります。

夏バテは、主に「湿邪」という気候的な要因と、それによる体の中の「気・血・津液(体液のこと)」のバランスの崩れによって起こるとされています。

湿邪というのは湿気のことです。日本の夏は湿度が高いですから、どうしても、体の中も湿気がたまり、水はけが悪くなります。結果、むくみやだるさを感じます。

また、「気虚」という、エネルギー不足や疲れた状態、「陰虚」という「体内の水分の不足から来るのぼせや脱水状態」も夏バテの原因となります。

このように体全体、それから生活環境や生活習慣、体質などを含めて夏バテを診て、東洋医学では、その乱れたバランスを正常に戻すことを目指して治療をします。足りない物は補い、余分な物は体外へ出すようにします。

鍼灸治療は、ワンちゃんや猫ちゃんにも使いやすく、痛みや必要以上に体を押さえつけたりすることもなく、効果がある治療法です。

 

鍼やお灸でツボを刺激することで体内の気血津液の巡りを良くし、そうすることで余分な湿気を体外へ出したり、棒灸を用いて温めることで、足りない「気血津液」を補ったりして、バランスを取り戻します。

夏バテは、これから症状が出ることが多いと思いますので、その前に予防的なケアとして、鍼灸治療を使いましょう。パワーチャージできて、元気に「食欲の秋」を迎えられると思います。

大切なウチの子の健康長寿のために、「病気を治す」だけでなく「転ばぬ先の杖」としても、東洋医学を取り入れてみてください。